
変化とスピードを楽しみながら社会課題に向き合う。上場に向けた経理部の新たな挑戦
タクシーアプリ『GO』や次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』などのモビリティ領域における幅広い事業を展開しているGO株式会社。そして、急速に拡大する事業を根幹から支えているのが、経理部のメンバーです。
今回は、経理部 税務グループ グループマネージャーの久保田(写真右)、経理部 経理グループの髙田(写真左奥)、飯塚(写真左前)、陳(写真右奥)の4人に、経理部のミッションや求める人物像、GOに入社した理由、GOで働く魅力について聞きました。
久保田 真生 経理部 税務グループ グループマネージャー
税理士法人や複数の企業にて経理業務を経験。前職では経理部の組織づくり、連結納税対応や事業譲渡、親・子会社設立、子会社吸収合併、海外子会社の組織再編、移転価格対応、APA申請対応、IFRS対応など幅広く経験。2023年9月、GOへ。
髙田 雄将 経理部 経理グループ
ERPシステムの導入、運用・保守、グループ経営管理、監査法人でのCFO領域のアドバイザリー業務(業務効率化支援、財務DD、サステナビリティ情報開示支援など)を経験した後、2024年5月、GOへ。
飯塚 沙織 経理部 経理グループ
大手印刷会社に内勤営業として新卒入社。その後、経理業務全般を経験。2024年7月、GOへ。
陳 詩婷 経理部 経理グループ
台湾出身。監査業務、経理業務全般 、経理システム導入、経理プロセスの構築などの経験を積んだ後、2024年7月、GOへ。
経営陣や事業責任者のビジネスパートナー
——まずは経理部のミッションについて教えてください。
久保田:経理部が目指しているのは、凄いスピード感で多様かつ幅広い事業を展開するGO株式会社を支えるプロアクティブな組織です。
具体的には、月次・年次決算業務といった一般的な経理業務にとどまらず、新事業に関する経理スキームの構築、既存の業務改善など幅広い業務がその役割です。さらには、現在、株式上場を目指しており、経理部として上場を見据えた体制や業務プロセスづくりに取り組んでいる段階です。

経理部として常に大事にしているのは、経営陣や事業責任者にとっての「パートナー」であることです。経理という枠を超え、GOの事業を推進するメンバーの1人として「経理という立場から何ができるのか?」「どのような価値が出せるのか?」を考え続ける必要があります。メンバーそれぞれ経験やスキルに違いはありますが、ここは共通したマインドと言えると思います。
飯塚:私もGOに入社をしてその意識は随分と高まったと感じています。もともとは経理の業務に関して「集計係」のようなイメージを勝手に持っていて、いつかAIによって取って代わる可能性を感じていました。ですが、GOの周りの方からの刺激もあり、良い意味でAIに取って代わられない、プロアクティブな経理のスペシャリストでありたいと考えるようになりましたね。
経理メンバー4人がGOに入社を決めた理由とは
——みなさんがGOに入社を決めた理由は何ですか?
髙田:前職では監査法人でサステナビリティ情報開示に関する支援業務を担当していました。社会を良くする仕事という認識はあったものの、対応するのは顧客の制度対応がメイン。あくまでも第三者としての関わりであることに少し物足りなさを感じていたんです。
転職活動する中で出会ったのがGOで、「交通事故を減らす」「脱炭素化を目指す」など、主体者としてあらゆる切り口から交通課題に向き合っている姿を見て興味を持ちました。社会課題に向き合う当事者として、自分の専門性を活かしていきたいと思い入社を決めたんです。
久保田:私も髙田さんと同じで、社会課題解決に向けてど真ん中で仕事ができることがきっかけです。私の父親は地元でバスの乗務員をしているのですが、自分が子どもの頃から過疎化によって路線が減ったり、乗務員の担い手が不足したりという現状を間近で見ていて、これはなんとかしないといけない……と幼心にも課題意識を持っていました。その後、東京で複数の企業で働いて、新たにチャレンジできる会社を探しているときにGOに出会いました。交通課題の解決に向けて、社員一丸となって取り組んでいること、IPO業務を通じてさらに企業価値を高めていけることに魅力を感じ入社を決めました。

——陳さんと飯塚さんの入社理由も教えてください。
陳:私がGOを選んだ一番の理由は、働き方の柔軟性です。「フルフレックス」「リモート可」であることが最大の魅力でした。
ちなみに、前職ではフレックスだったのですが、コアタイムが10時~17時でした(笑)。勤務時間のほとんどがコアタイムなので、家事や育児と両立するのが大変だったんです。特に子どもが大きくなってくると、夕方に習い事の送迎が必要になり、そうすると有給を取って対応するしかありませんでした。
ですから、私の転職活動において「フルフレックス」「リモート可」は絶対条件。その上で、自身のキャリアを磨いていける仕事なのか、IPO業務ができるのか、社会にとって意義のある事業なのかと考えていきました。
飯塚:私は新卒で大手企業に入社したのですが、会社の状態は「変化」というより「安定」。経理のやり方もすでに出来上がっていました。だからこそ良かったこともたくさんありますが、これから何十年も働いていく中で、「このままでいいんだっけ?」「もっといろいろチャレンジしてみたい」と思う気持ちが芽生え、転職を決めました。だから、転職活動で大事にしていたのは「自分の可能性を広げられる挑戦ができるか?」という観点でした。
最終的にGOの経理部に決めたのは、インタビュー記事で経理部長がお話していた内容がきっかけです。「事業拡大に伴い新サービスが多く生まれている」「体制づくりの途中」「安定志向の方には向かない」「変化を楽しめるマインドが重要」と書かれていて、私が求めているのはここだ!と確信し、入社を決めました。
事業部と共に、社会課題の解決に向き合う手応え
——実際に入社しての感想を教えてください。
飯塚:思った通りの忙しさです(笑)。いろいろな出来事が起きて、毎日本当にあっという間に過ぎていきます。入社したばかりの頃は、何もできず落ち込むこともありましたが、少しずつこの刺激的な環境を楽しむ余裕が持てるようになってきました。
そう思えるようになった要因は、経験や知識を持った経理メンバーに日々助けてもらったこともありますが、「会社全体が経理業務に対して協力的」と感じられていることも大きいです。
——どういうことでしょう?
飯塚:例えば、事業部で何か新たなサービスを始めるとなった時には「経理観点としてはどうですか?」と早めに相談してくれるなど、経理業務の重要性を理解してもらえている感覚があります。

陳:それ分かります!「事業部」と「経理部」は敵対関係になることもあるといわれていますが、GOは同じゴールを目指す仲間として、協力し合うことができていますよね。
久保田:一般的に事業部には会計処理に詳しい社員は少ないので、そもそも経理に聞かないといけないっていう発想はないんですよ。でも、GOの場合は180度違う。先日もERPを導入するタイミングで「会計処理はこれで合ってますか?」という質問をもらい、多くの社員が会計処理を意識して動いているんだと感動したんです。
髙田:ビジネスづくりに携わった経験を持っている方が多いので、みなさん数字に対する関心が高いですよね。それと、社員の方々のコンプライアンス意識も高い。経理相談や法務相談がセットになった上でビジネス戦略を考えていると思います。
久保田:そうですね。だからこそ、経理としての責任感も強くなります。経理以外からも、しっかり数字を見られているので、ビジネスサイド・経理サイド問わず、会計計上まで一連のプロセスにまつわる課題の解決をしていかなければならない。担当者ではなく、ビジネスパートナーとしての役割が求められているのだと身が引き締まる思いです。
髙田:経営陣や事業責任者から、「髙田さん、相談したいことがあるんだけど」と名指しで声をかけてもらうこともあって、しかもその内容は事業戦略に影響するような大きな意思決定に関わるものもあります。ものすごい緊張感ですが、それがすごく楽しいんです。事業部の仲間と共に、圧倒的なスピード感で、経理の視点から社会課題の解決を考えていくことが面白くて仕方ない。
経理としてよりバリューを出していくには何ができるだろう?僕らが経理として存在し続ける理由は何だろう?と日々考え続けていて……毎日アドレナリンが出ています(笑)。

飯塚:髙田さんは「やばいっすね~」と言いながら、めちゃくちゃ楽しそうなんです(笑)。忙しくて大変であっても、その状況を楽しんでいるので私もそうなりたいなぁ、自分も楽しまないと損だな、と刺激をもらっています。
今、自分の中でトライしているのは、「迷ったらやる」です。どうしよう?やろうかな?と悩んだら、とりあえずアクションを起こす。そう思えるようになったのも、髙田さんの影響だと思います。
連携を強化し、シナジー効果が生まれる組織を
——これから経理組織として強化したい点は何ですか?
久保田:注力したいのは、経理プロセスの構築です。効率化できることがたくさんあると思うので、これまでの仕組みの改修・改善に取り組み、組織を強化していきたいと考えています。
陳:まだまだ個人に任せている部分があるし、それによって業務負荷がかかっていると思う場面もあります。一つひとつしっかり改善して、さらなる業務分担が目指せると良いなと思いますね。
久保田:それから、リモート環境になり対面で会話する機会が減っていて、“経理部のコミュニケーションのあり方”をもっとより良いものにできないかな、と考えています。
飯塚:確かにSlackで長々とテキストコミュニケーションしてしまうことがありますよね。5分でも直接話をすれば解決するんだろうと思います。隣にいれば、「ちょっといいですか?」と気軽に聞けるんですけどね。
久保田:そうそう、それぞれタイプや経歴、知識も全く異なるから、その上でテキストだけで会話してしまうと伝わりにくいですよね。また、髙田さんと飯塚さんの関係のように、ある人の強さが、隣の人も強くするみたいなシナジー効果が生まれるような組織が理想です。実現できるよう仕組みについても、いろいろ検討しながらチャレンジしていきたいですね。
そういう意味では、GOの経理部はまだまだ発展途上です。GOの事業に興味関心を持ち、積極的にビジネス情報を収集できること、自ら考えスピード感を持って行動すること、未経験の分野でもチャレンジできること、そんな人にピッタリの環境だと思います。GOの上場を見据え、強い経理部を一緒に作ってくれる方にお会いできたら嬉しいですね。

※掲載内容は2024年12月時点の情報です。
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