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上質な乗車体験を提供する『GO PREMIUM』がスタート。MoTの今後の成長を支える柱に

株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)では、新たに高級ワンボックス車を指定注文できる『GO PREMIUM』をスタートさせました。「ゆったりストレスなく移動したい」「特別なお客様を丁寧に送迎したい」など、これまで多くのリクエストをいただいていた希望に応えるべく、良質な移動時間をお届けしています。

今回は、『GO PREMIUM』の立ち上げに深く携わった事業推進部の田中、渉外統括部の栃倉、プロダクトマネジメント部の野口に、立ち上げの経緯やそれぞれの取り組み、大事にしてきた想いについて話を聞いてみました。


高級ワンボックス車による、ワンランク上の乗車体験

事業企画1部 サービスマネージャーの田中

——最初に『GO PREMIUM』の概要について教えてください。

田中(事業企画1部):『GO PREMIUM』は、2022年11月にリリースした新たなサービスになります。タクシーアプリ『GO』から、手軽に高級ワンボックス車を指定注文でき、広々とした車内空間でゆったりと移動することが可能です。さらに、運転はタクシーアプリ『GO』でレビュー評価が高いなど一定基準を満たす優良乗務員が担当しており、他にはないワンランク上の接客サービスをお届けしています。

——実際にはどのようなシーンで利用されるのでしょうか。

田中(事業企画1部):「特別なお客様を送迎したい」「接待後の送りで利用したい」など法人のニーズはもちろん、「家族旅行でストレスなく空港に向かいたい」「特別な記念日に使いたい」など個人のニーズも多くあります。いつものタクシーより上質で、だけどハイヤーより手軽に。これまでになかった乗車体験が『GO PREMIUM』の特徴となっていますね。

——『GO PREMIUM』における、みなさんの役割は?

田中(事業企画部1部):事業企画1部でサービスマネージャーの役割を担っています。具体的な業務は『GO PREMIUM』における事業計画の作成、事業/ビジネス要件の定義、リリース後のKPI設計など。社内の各関係者やタクシー事業者様との交渉・調整も行いながら、事業計画の達成を目指していくのが私の役割です。

野口(プロダクトマネジメント部):私はプロダクトマネージャー(以下、PdM)として、UXをはじめとして、バックオフィス、決済基盤、配車ロジックなども含め、『GO PREMIUM』でのエグゼクティブな乗車体験を設計し、形にしています。

栃倉(渉外統括部):私は渉外担当として、タクシー事業者様への『GO PREMIUM』の導入提案を行っています。導入提案といっても新しいサービスになりますから、事業者様の反応はそれぞれです。少し様子を見てから…とおっしゃるケースもあれば、ぜひやってみたいと前向きな連絡をいただけるケースも。ですから、『GO PREMIUM』というサービスを導入すると、どのような未来が見えてくるのか。会社やタクシー業界がどう変わるのか、そんな話をしながら提案を進めていきました。

——11月にリリースして、1ヶ月ほどが経ちました。手応えはいかがですか?

野口(プロダクトマネジメント部):『GO PREMIUM』は、年単位で動いていたプロジェクトだったこともあって、まずは無事にリリースできてホッとしています。そして、SNSやユーザーアンケートなどでユーザーからの評価を見ていても「高級感が味わえた。もう一度、乗りたい」「良い接客だった」など好印象の声が多く、とても嬉しく感じていますね。

『GO PREMIUM』がMoTの成長を支える柱に

渉外統括部 渉外担当の栃倉

——『GO PREMIUM』は年単位で動いていたプロジェクトとのことですが。

栃倉(渉外統括部):そうですね。構想段階から数えると、2年ぐらいになると思います。それだけ気合の入ったプロジェクトとも言えますね。

——どういうことでしょう?

『GO PREMIUM』はユーザー側から見ると、「高級ワンボックス車を車種指定できる」というシンプルな話なのですが、タクシー事業者様から見ると新たな収益モデルを生み出す話になってきます。

タクシーアプリ『GO』では、これまでは注文数や乗車率をアップさせることでタクシー事業者様の売上拡大を目指してきましたが、『GO PREMIUM』の利用が広がれば、プレミアムチャージ(※)によって個々の車両の単価アップにつながります。タクシー料金を値上げすることとは全く違う、新たな収益方法を生み出す話になってくるんです。

(※)プレミアムチャージ:送迎車両・手配料に加えて運賃の0~30%分(予定)をプレミアムチャージとして加算。料率は需給バランスによって変動する。

——なるほど。

田中(事業企画1部):また、MoTではこの先も『GO PREMIUM』だけに留まらず、それぞれのお客様のニーズに合わせた乗車体験の提供を目指していきます。例えば、「相乗りサービス」や「アプリ専用車サービス」などの可能性の他にも、法人向けサービスの『GO BUSINESS』と『GO PREMIUM』を連携することで、新たなユーザー層を獲得することも可能になるでしょう。

このような動きの中で、今回リリースした『GO PREMIUM』が基盤になっていくことは間違いありません。収益モデル、運用体制、決済システム、配車ロジック…などあらゆるものが次のサービスに活かされることになる。大げさな話ではなく、『GO PREMIUM』の成功がなければ、さらなる事業展開は難しい…。MoTの成長を支える柱の一つだと捉えています。

「世の中を良くしている」という確かな手応え

——注目度の高いプロジェクトに対して、みなさんはどのような想いで向き合ってきたのでしょうか。

栃倉(渉外統括部):ちょっと個人的な話にはなりますが、私は2008年に日本交通に入社して、ハイヤー乗務員、運行管理、採用教育、事故担当などの経験を積んできた過去があります。その中で感じていたのは、世の中における乗務員という職業に対する評価が低すぎることです。本来であればもっと評価されるべきなのに…と非常に悔しい気持ちを抱えていました。

けれど、『GO PREMIUM』によって、それを変えることができるかもしれないと思っています。たとえば、給与アップに関しても、これまでは良い接客をしたからといって直接的に売上アップにつながりませんでしたが、自身が優良乗務員となれば単価の高い『GO PREMIUM』の乗務員として活躍できる。それぞれの乗務員が新たなキャリアを見出せるチャンスだと思っています。

野口(プロダクトマネジメント部):キャリアアップの新しい道になりますね。私も乗務員の方やユーザーに対してリアルに関わることは、自身の中でもキーワードになっていたように思います。

MoTに入社以前はエンタメ業界にてソーシャルゲー厶のプランナーなどを手掛けていたのですが、自分が関わっていたサービスはインターネット空間上で完結するものがメインでした。たとえば、サービス内でトラブルがあった場合は、別のイベントを企画したりコンテンツを提供することで信頼を取り返していました。

しかし、MoTが手掛けるサービスは全く違う考えが必要です。実際にタクシーを運行している事業者様や、移動を必要とするユーザーの“暮らし”と真正面から向き合っていく必要があります。PdMとしてのサービス全体の捉え方が、これまでとはガラリと変わったように思いますね。

プロダクトマネジメント部 PdMの野口

田中(事業企画1部):私はMoTに入社した当初、“社会的課題や交通課題の解決”という言葉が大きすぎて、あまり身近に感じられていなかったのも事実なんです。けれども、『GO』の一つひとつのサービスに深く関わっていると、タクシー事業者様やユーザーの課題を解決しているという確かな手触りがある。たくさんの人に利用されていることもそうですし、寄せられる感謝や叱咤の言葉もそう。世の中を良くしているんだという実感を得られています。プロジェクトの難易度が高く大変なことも多くありますが、それを超えてくる喜びややりがいがここにあると思っていますね。

『GO PREMIUM』は東京23区の一部地域からスタートし、今後は順次エリアを拡大していきます。さらに新たなサービスも立ち上げていく中で、タクシーを起点にしてモビリティ産業を進化させることで、様々な産業にも波及する。結果として、日本の社会システムの活性化や経済成長に寄与できるのではと考えております。私達も社会課題を解決していくという強い信念を持って、この先も取組んでいきたいですね。

※掲載内容は2022年12月時点の情報です。

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