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中途社員に驚かれる週次全社オンライン会議「Weekly Stand Up」の全貌

こんにちは!GO-on編集部・人事の野口です。
GO株式会社には、情報共有の場として「Weekly Stand Up」(以後WSU)という全社員対象の週次オンライン会議があります。GOが発足してから3年半、雨の日も風の日も毎週実施してきました。
今回はWSUについて、そもそもの実施の背景や開催の裏側のエピソードなどについて、代表の川鍋・中島の話も交えながらご紹介します!


Weekly Stand Upに参加したメンバーのコメントから感じられる「情報のオープンさ」

WSUは、毎週金曜の夕方30分間、全社員がオンラインに集まって開催している情報共有の場です。

 実施目的 :情報共有することで目線を合わせる
 開催日程 :毎週金曜16:30-17:00
        (月初のみ拡大版となり16:30-17:30で実施)
 コンテンツ:事業PLや主要KPIの共有
       各部門からのトピックス共有
       新入社員紹介
       その他タイムリーな話題

WSU中の一コマ

週末の夕方に実施しているので、WSUの時間がやってくると「あ、今週ももう終わりか!今週も早かったなあ・・・」と一週間経過の速さに毎週驚いている筆者です。
GOはリモートワークとオフィス出社を併用できるハイブリッド型の働き方を採択しているので、色々な社員の方とオフィスで頻繁に顔を合わせることができないのですが、毎週この場があることで、疑似的に会えている感をもてている気がします。

統合時からいたメンバーからするとWSUはもう当たり前のイベントになっていますが、中途採用で入社してきたメンバーからは「こんなところまで情報公開しちゃうんですか!」とか「事業の状況がリアルに分かるので良いですね」といったポジティブな感想をもらうことが多いのです。

会社統合と同時にコロナ流行。出だしからリモートワークを余儀なくされた環境下で生まれたGOの情報共有のあり方

今回WSUを『GO-on』で紹介するにあたり、両代表にWSUをやるようになったきっかけなどを聞いてみました。

WSUがうまれた背景について、あらためて教えてください。
川鍋さん:GOが誕生した2020年4月はちょうどコロナが流行し始めた時期でもあり、「さあ一緒にやっていきましょう!」というタイミングで強制的にリモートになってしまったんです。

中島さん:当時はみんなが疑心暗鬼だったなかで、どうやって情報共有の場を作っていくのが効果的であるかを川鍋さんと相談していて。もともとDeNAオートモーティブ側ではAll Handsという週一の共有会議をやっていて、JapanTaxi側でも月に一度全社員が集まる場があったんです。情報共有の場は統合前から大切にしてきていたんですね。

統合当時、川鍋さんと私の二人で毎日代表者会議を実施していました。そして、「この時間はいつでも誰でも相談に来れるようにオープンにしておくから、困ったことや判断に迷うことがあれば何でも相談していいよ。」と全社員に伝えていたんです。しかし、実際にやってみると、相談に来る人はほとんどいませんでした。というか、誰もいなかったかな。敷居が高すぎたんですね。それであれば、まずはこちらからどんどん情報発信していったほうがいいかもしれないね、ということで始めてみたのがWSUです。

川鍋さん:僕は「いま会社にキャッシュがどれだけ残っているか」といったナイーブな情報までも公開していくべきだと考えていましたが、中島さんはそこまで情報公開することに対して恐れていましたよね。

中島さん:当時は毎月けっこうまとまった額の赤字を出している企業だったので、「そこまで出しちゃう?!」という感じでしたね。それだけ多くの赤字があることを知ったら、みんな不安で辞めてしまうんじゃないか、という怖さがありました。

川鍋さん:ウォルマート創業者のサム・ウォルトンが掲げた十か条に「情報を共有しよう。情報を共有するほど、互いの理解は深まる。(原文 ‘Communicate everything you possibly can to your partners. The more they know, the more they’ll understand.’)」という言葉があるんです。この言葉には続きがあって、「この結果として競合に情報が渡る可能性がある。しかしそのデメリットよりもメリットの方がはるかに大きい。だから臆することなく情報を共有せよ。」とウォルトンは言っているんです。情報を伝えていったほうが絶対にみんなラクになるという確信が僕の中にはありましたし、ネガティブな情報も出していくと信頼感が高まると考えていました。

中島さん:そうですね。実際に手元のキャッシュを共有することで、危機感が醸成されて社員の一体感が生まれていきました。結果的に、ネガティブな情報も共有することで社員みんなの会社への信頼が高まっていったんです。

実際、中途入社したメンバーがWSUに参加すると驚かれます!みんな情報のオープンさに驚いています。

川鍋さん:え?そうなの?!情報操作していないし、本当にナチュラルにやってきていますね。自分たちはナチュラルにここまでやってきたから寧ろそう言われることに驚きですね。

“Bad News First” から生まれる信頼感

毎週WSUを実施していくなかで大事にしていることはどんなことでしょうか?
川鍋さん:“Bad News First” ということですね。統合当初の体感があったので、ネガティブな情報もあえて出すということは今も大事にしています。というか、手元キャッシュを公開しちゃったら、他に隠すことなんてなくなったんですよね。笑 最近は事業やプロジェクトのネガティブな情報も共有してもらっていますが、社員みんなからの反響がよいですね。また、毎週実施しているので発信することがなくなるかな?とはじめは少し心配しましたが、そんなことは全くなく。毎週トピックスがいっぱいです。

中島さん:毎週実施してきて感じている効果としては、代表の僕たちとメンバーとの心理的距離が縮まっていることです。また、GOはハイブリッド型の働き方なのでみんながみんな毎日オフィスに出社しているわけではないのですが、毎週オンラインで顔を見ているので、オフィスで久しぶりに顔を合わせた時に久しぶりな感じがしないことが良い点ですね。

川鍋さん:オフィスで久しぶりに顔を見て「おー、久しぶり!」と声をかけても、メンバーからは「毎週見てるので全然久しぶりな感じがしません」と言われたりね。笑

マンネリ化させたくないので、どんどん新しい人に出演してもらいたいと思っています。司会も我々だけでなく、取締役の恵良さんや青木さんにやってもらうこともありますし。とにかく形式的なものにはしたくないので、重要な情報から気軽な情報まで、幅広い情報を本音で話せる場を作っていきたいですし、みんなが見たくなるコンテンツにしていきたいですね。そして状況に合わせて情報発信の形は変えていけばよいと思っているので、ずっとこの形式でやらなきゃ!という気負いもなく、引き続きナチュラルにやっていけたらと思います。

運営はチームプレイで!運営事務局の黒子的存在

コロナ流行という状況の中で誕生したWSUでしたが、今ではGOにとってなくてはならない情報共有の場になっていることが伝わりましたでしょうか。毎週社員の8割ちかくがオンライン&リアルタイムで参加する場の裏側には、運営事務局メンバーの存在があります。
ということで、運営事務局長のHR本部長・小澤さんに、WSU実施にあたってどんな点を工夫しているか聞いてみました。

WSUを実施する上で運営事務局として工夫している点について教えてください。
小澤さん:人事が運営事務局をやっているという観点からお話しすると、WSUを組織開発にどう活かしていくか、という視点を大事にしながらコンテンツを設計しています。情報の流通について、短期+中長期という軸で、全社会や周年イベントなど他の全社イベントとのバランスを鑑みて発信する情報を組み立てています。どの情報を・どのタイミングで・どのトーンで伝えていくか、は結構重要で。「旬な情報をフレッシュなうちに届ける」というのがWSUですね。

細かい運営面の話で言うと、以前は開始時間になってもなかなか人が集まらなかったんです。運営側として15分前から会議用のZoomを立ち上げるようにしたら、人が早く集まるようになりました。アジェンダは定期的に部長以上のメンバーに声掛けして、収集するようにしています。
あとは、社員が飽きずに聞けるような工夫をしています。話者をできるだけ多く出したり、色々な方に出てもらうようにしたり。

毎週運営していくのはけっこう大変そうですが、実際にどのように回しているのでしょうか。
小澤:一人だと回しきれないので、今は人事部のメンバーで運営事務局を構成し、チームで連携してWSUを開催しています。実は開催の裏では「時間押してるからもう少し発表時間短くしてもらうように伝えて」とか「●●さんがミュートになってないからミュートにして!」とかSlackが飛び交っていることもあります。笑 チームの連携によって成り立っていますね。


コロナ流行で出社ができない状況で、二社が統合して誕生したGO。
そんな状況のなかでWSUは“どんどん情報発信をしていこう”という両代表の想いからオンラインで実施するようになりました。今となってはWSUがあることで組織内で積極的に情報共有していく風土ができていたり、放っておいたら遠くなりがちな代表との距離も毎週顔を見ることによって近く感じられているという効果がありました。これからも組織に最適化した情報共有の形を追求していきたいと思います。

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