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『GO BUSINESS』 で業界の常識を変える。今までにないサービスを作り、広める面白さ

今から1年ほど前、2021年10月にリリースしたタクシーアプリ『GO』の法人向けサービス『GO BUSINESS』。現在導入企業は3000社を超え、タクシー料金の請求書払いや社員のタクシー利用管理など、ビジネスシーンに特化した多くの“移動の課題”を解決してきました。2023年春にはデジタルタクシーチケット「GOチケット」の提供を開始予定。さらなる事業拡大を目指します。
今回は、『GO BUSINESS』のこれまでと現状、そしてこれからについて、事業企画の白鞘(しらさや)、渉外の加藤、マーケティング担当の冨田に話を聞いてみました。


“移動の課題”に合わせて、新機能をリリース

GO事業本部 事業企画1部 法人事業グループ 事業企画担当の白鞘

——白鞘さんは『GO BUSINESS』の企画段階から深く関わっているとお聞きしました。改めて振り返ってみていかがですか?

白鞘(事業企画):事業のはじまりでいうと、Mobility Technologies(以下、MoT)は、2020年4月に旧JapanTaxiと旧DeNAのオートモーティブ事業部が事業統合して誕生したのですが、私がもともと所属していたのは旧JapanTaxiで、この当時から「法人に特化したタクシー配車サービス」に関する事業の企画を進めていました。

とはいっても事業のメインは個人利用だったので、こちらは数名規模で検証に取り組んでいましたね。数名で細々と…(笑)。それこそ“事業として立ち上がるのか?”という不安は常にありました。統合後はだんだんと事業立ち上げが見えてきて、そこから加藤さんや冨田さんに入っていただいた流れになります。

加藤(渉外):そうでした。私はここまで『GO BUSINESS』の渉外を担当してきて日々感じているのは、法人のタクシー利用者様が抱えている課題は、想像以上にいろいろあることです。何か一つの型にはまった話ではなくて、利用シーンに応じていろいろな使い方があるし、それに合わせて細かなニーズがあるのだと感じていますね。

たとえば、今春リリースされるタクシーチケットをデジタル化した「GOチケット」もそうです。これまでは紙で配布していたものだけど「管理が大変。そもそも紙の必要があるのか?」という話があって、新たに「GOチケット」の提供につながっていきました。

——他にも、利用シーンにあわせて開発された機能があるのでしょうか?

白鞘(事業企画):『GO BUSINESS』の利用シーンを大きく3つに分けると、「社員利用」「役員・ゲスト利用」「タクシーチケット利用」になるので、まずはここに対応する機能提供を目指していきました。

「社員利用」における一番の課題は、経費精算です。タクシーを利用する社員は、月末になると領収書を見ながら、乗車費・乗車目的・乗車場所・降車場所を思い出して一つひとつ入力するんです。そこを『GO BUSINESS』では、法人契約いただいた企業であれば、従業員の乗車履歴を一元管理できるようにしました。膨大な時間がかかっていた経費精算がなくなるわけです。

「役員・ゲスト利用」については、2022年夏に代理配車機能サービスの提供を開始しました。タクシーに乗車するのは役員の方やお客様になりますが、注文は主に秘書の方が対応されるケースがほとんどです。そこをスムーズにご利用いただけるよう、アプリではなくPCブラウザ上からタクシー注文を可能にし、お迎えにあがる車両ナンバーや手配状況をメール通知するようにしました。

今までにないサービスを作り、広める楽しさ

GO事業本部 事業企画1部 法人事業グループ マーケティング担当の冨田

——マーケティングの観点からはどのように捉えていますか?

冨田(マーケティング):現状の課題は『GO BUSINESS』の認知率だと捉えています。たとえばタクシーアプリ『GO』の利用者に対して『GO BUSINESS』の認知度に関するアンケートを取ったところ、“知ってる”と回答した方は少数で…。早急にテコ入れしていこうということで、改めて戦略設計を強化し、コンテンツマーケティングや広告運用に取り組んでいるところです。

今までの仕事で印象に残っているのは、昨年9月に実施したサイトのリニューアルですね。大規模な変更だったので大変なことも多かったのですが、白鞘さんや加藤さんにもアドバイスをもらいながら完成することができました。オープン後はPVやCVRも伸びてきて、そこは一つ手応えを感じた瞬間でした。

白鞘(事業企画):リリース後1年3ヶ月が経って、認知度や売上、組織規模などあらゆる場面で事業としての成長を感じられるようになってきました。始まったばかりの頃は2・3名で取り組んでいた事業がサービスとして形になり、会社内での注目度が高まっていくのは本当に嬉しいですね。

——まるで自分の子どものような存在でしょうか。

白鞘(事業企画):そう思います(笑)。そういえば、いつだったか加藤さんに「デイリーの売上が以前のマンスリーの売上と同じになりましたね」と言ってもらったことがあって。“ああ、そうか…”と気づいて、会社にも社会にも貢献できるサービスになっているのだと実感したことがありました。

冨田(マーケティング):『GO BUSINESS』というこれまで世の中になかった新しいサービスを広めていく面白さについては、私も強く感じるところです。しかも、マーケティング戦略の上流からたずさわることができて、他社にはない貴重な経験を積ませていただいているなと思いますね。

活発な議論を通じて、サービス愛が強まっていく

GO事業本部 渉外統括部 渉外1部 副部長の加藤

——以前、「MoT NOW」で加藤さんにお話を聞いた際には「『GO BUSINESS』はまだ完成していない」とおっしゃっていました。(『GO BUSINESS』はまだ完成じゃない。ビジネスにおける“移動の課題”に、チームで挑む)現在はどのように感じていますか?

加藤(渉外):そこは変わりません。これまで法人のタクシー利用者様の課題に合わせて「経費精算の効率化」「代理配車」「デジタルタクシーチケット」などが形になったように、今後も新しい機能がどんどん生まれていくのだと思います。たとえば、出社においては、近くに住む社員同士で相乗りタクシーで出社するなんてこともあるかもしれない。

タクシーを使った移動の形は時代によって変わっていきますから、それに合わせて『GO BUSINESS』も変化していく必要がある。渉外は顕在化していない“困りごと”を見つけて、法人のタクシー利用者様と一緒に解決していく役割なんだと思っています。

——なるほど。その「柔軟さ」や「臨機応変さ」は職種関係なく求められそうですか?

白鞘(事業企画):そうですね。『GO BUSINESS』に携わる仲間に求めるマインドでいうと、「これまでのタクシー業界の常識を変えていくんだ」「自分たちが最初にやるんだ」といった強い想いも大事なのだと思います。もちろん入社当初からあるわけじゃないので、関わっていく中で少しずつ積み上がっていくものだとは思いますが。

冨田(マーケティング):私は入社して1年ではありますが、その想いは持てているようにも感じます。なぜだろう?と考えてみると、一つは組織での議論が活発だからかなとも思います。全体での集まりが定期的にあって、サービスをよくするための意見を交わし合う場面が多くありますよね。一人ひとりが“どうしたらいいか”を本気で議論できる組織はそう多くないと思うんです。そういったやり取りの中で「自分たちがやっていくんだ」という想いは高まっていったように感じています。

白鞘(事業企画):確かにそれはあるかもしれないですね。
僕らが目指したいのは、タクシーの法人利用が必要となったとき、一番に『GO BUSINESS』が想起される状態です。法人企業様にも『GO BUSINESS』なら間違いないと確信してもらえるサービスづくりを今後も目指していきたいです。

白鞘 隆之介(しらさや りゅうのすけ)GO事業本部 事業企画1部 法人事業グループ
旧JapanTaxi株式会社にて、法人向けタクシー配車事業の立ち上げを担当。『GO BUSINESS』の事業企画・推進を担う。

加藤 奨悟(かとう しょうご)GO事業本部 渉外統括部 渉外1部 副部長
株式会社ディー・エヌ・エーにて、タクシー配車事業(MOV)の立ち上げに関わる。その後、渉外統括部の一員として事業成長を牽引。2020年4月、事業統合に伴いMoTへ転籍。法人事業の配車関連の新規サービスの渉外責任者を担う。

冨田 貴恵(とみた きえ)GO事業本部 事業企画1部 法人事業グループ
前職にあたる動画系企業でB2Bマーケティングに従事。2022年2月、『GO BUSINESS』のマーケティング担当としてMoTに入社。広告運用やサイト改修など幅広い業務を担う。

※掲載内容は2023年1月時点の情報です。

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