【人事の視点】“見極める”ではなく“見立てる”採用を大事に。
タクシーアプリ『GO』(以下『GO』)をはじめ、あらゆるモビリティ関連事業を展開するGO株式会社では、現在、中途採用を強化中。毎月10名以上、これからのGOを担う新たな仲間を迎えています。
今回は、中途採用を担当している川北(写真左/ビジネス担当)と松本(写真右/開発・プロダクト領域担当)にGOが求める人物像、採用担当から見たGOの魅力や厳しさ、採用活動で大事にしていることなど、そのリアルを聞きました。GOに興味がある方、選考を考えている方、ぜひ参考にしてみてください!
GOと共に、社会課題の解決に向き合えるか
——現在、中途採用を強化している理由について教えてください。
川北:GO株式会社は2020年9月に『GO』をリリースして以来、提供エリアの拡大とともにアプリのダウンロード数も右肩上がりで伸長を続けています。2023年7月にはダウンロード数は1500万を突破。タクシーアプリとしての地位を確立しつつあります。
そして『GO』から派生する形で、乗務員不足の解決を目指す『GO Reserve』、脱炭素サービス『GX』など複数の新規事業が動いている状況です。交通における社会課題の解決を掲げるGOにおいて、多くの優秀な人材が必要不可欠だと考えています。
——多様な事業をドライブさせていくための採用強化なんですね。
川北:はい。同時に会社のフェーズとしても、強い経営基盤を構築していく必要があります。GOが扱うのは交通の問題ですから、行政と協力してすすめるプロジェクトも少なくありません。規模や影響力からしても、もはや“社会インフラ”と呼ばれる状態になりつつある。世の中から求められる信頼のハードルが高くなる中で、健全な経営を行うことが求められています。そのための管理体制構築を担う人材が欠かせないと考えています。
——GOに求められる人材とは?
川北:スキルについては職種によって異なるのでここでは語りませんが、「仕事を通じて社会をどうしていきたいか?」と主体的に考え向き合っている方が合っていると思いますね。GOは「社会課題の解決」と「ビジネスの成功」を両輪で実現させていこうと取り組んでいる会社なので、ここへの共感が強く求められると感じます。
松本:我々が向き合っている課題は非常に複雑で難易度が高く、壮大なものであるという認識も重要だと思いますね。何かを一発打ち上げて成功するわけではなく、コツコツと地道にやり続けるしかない。そりゃ壁にぶつかるよね、簡単に行くわけないよね、じゃあどうやって解決していこうか…と考えられる力が必要ではないでしょうか。
——これは、入社前に理解してほしい“GOの厳しさ”でもありますか?
松本:そう思います。『GO』のサービス自体、規模も大きいですしシステムも複雑です。特に、サービスにおけるステークホルダーの多さも難易度を高めている要因の一つです。『GO』と聞くと、タクシーとユーザーの構図が想起されますが、実はそれだけではない。実際にサービスを運用するのはタクシー事業者やそこに勤務する乗務員の方々ですし、各都道府県のタクシー協会や国土交通省・自治体をはじめとする官公庁の合意を得られなければ進まない話もたくさんあります。サービスを成功に導くための調整や交渉は、割りと早いタイミングで感じられる厳しさかもしれません。
川北:僕らは業界のリーディングカンパニーであるがゆえに、自分たちが“業界初”になる場面が多くある。だから、過去のパターンをそのまま使うとか、真似することが難しいんです。ゼロベースで考え、推進しなくてはいけない。
今、GOで活躍している人たちは、そういう場面において「自分がここを整理します」「この領域は責任持ってやります」と自ら向き合っている方だと言えますね。
人の可能性を、“見極める”ではなく“見立てる”
——中途採用で大事にしていることを、教えてください。
松本:僕が採用活動において大事にしているのは、“その方の可能性を勝手に狭めない”ということ。例えば、最初に応募者の方から経歴などの書類をいただくと思うのですが、参考情報ではあるけれど、一方でただの「情報」でしかないとも思っているんです。こういう人なんだろう、こういうタイプなんだろう…とバイアスをかけぬよう、できるだけフラットな状態で向き合うことを大切にしていますね。
よく採用の文脈で“見極め”という言葉が出てくるのですが、個人的にはあまり使いたくない言葉です。確認する、判定する、という意味合いが強いからです。どちらかというと、“見立てる”の言葉のほうが好きで、その方の可能性をいくらでも広げられるのが、採用担当の役割なのだと考えています。
もちろん採用基準が明確になっている中で、どうしてもお見送りしなくてはいけないことはあるので効率的に対応する部分はあるのですが、基本スタンスとしてはスキルや経験、思考、タイプなどをお聞きした上で、このチームで活躍してもらえるかも、と見立てていきたいと思っていますね。
川北:そこは僕も同じ感覚ですね。希望の部署や職種では難しかったとしても、他の部署だったらどうだろう?この仕事だったらどうだろう?とあらゆる可能性を探っていきたいですよね。
そして、それができるのが採用担当の価値だとも思っていて。僕らは複数ある事業部やグループ、チームを、俯瞰して見られる存在でもある。それぞれの事業が目指す方向に成長していくためには、どういう人材が必要なのか。ここを常にしっかり把握しておければ、応募者に対して適切なフォローアップができるのだと捉えています。
“人生をかけるに値する”と信じられる会社
——二人が感じる“GOの魅力”について、教えてください。
松本:1年前、僕がGOに入社を決めた理由はわりとシンプルで「会社が描く未来が、ものすごくワクワクするものだったから」なんです。もっと"早くタクシーに乗れる"体験を目指したい、交通事故のない社会を作りたい、誰もが快適に移動できる世界を作りたい…そういった世の中への価値提供に、会長・社長だけでなく社員一人ひとりが真正面から取り組んでいると感じられた。そんな場所に人事として身をおき、共に会社を大きくしていけることをプラスに捉えています。
川北:松本さんの最初のキャリアはエンジニアですよね。エンジニアの視点だと、どのあたりに魅力を感じますか?
松本:自分が開発したプロダクトや手掛けたサービスの仕組みそのものが社会に実装されて、“社会インフラ”と呼ばれる規模で多くの方に利用いただいていることでしょうか。フィードバックをいただく対象が社会そのものと言っても大げさではありません。これは他では味わいづらい手応えだと思いますね。
エンジニアの世界でよくある話として、PoC(※「Proof of Concept」の略。日本語では「概念実証」と訳される。 サービスや製品に用いられるアイデアや技術が実現可能かを確認する一連の検証作業を指す)のその次がないなど、プロダクトを作ってみたものの、リリースされず試作品で終わってしまった、世の中にどう役立っているのかが全く見えなかったというのはよくお聞きしますね。エンジニアとして世の中へ対してのインパクトや影響を実感しづらいと感じている方が多くいるんですよ。
川北:確かに、多くの人が日常的に使うものに関わりたいと考えるエンジニアの方には、魅力的なフィールドですね。
川北:僕が入社を決めたとき、自分自身に問いかけたのは“そのビジョンは人生をかけたいと思えるものか”でした。
前職では経営者の話を聞く機会が頻繁にあったのですが、その多くの動機が自己実現だったり、収入だったりしていた中で、会長の川鍋に出会いました。ご存知の方もいるかもしれませんが、川鍋は日本交通株式会社の3代目。GOの前身であるJapan Taxi株式会社の社長でもありました。生まれも大きく関係しているのでしょうが、川鍋は「交通課題を自分が解決すべき問題」として捉えていて、何があってもやり抜かなければならないと考えていました。社会に対して責任を果たすという信念が強く、その想いは心を動かされるものでした。
僕も川鍋が掲げるビジョンを一緒に目指したいと思いましたし、それは人生をかけるに値するんじゃないかと感じたんです。統合して、GOという会社になってからもそれは変わらない部分です。
GOは、そういうピュアで誠実な想いを大事にしている会社です。そして、それがだんだんと会社のカルチャーになりつつあると感じています。これからも採用担当としてGOの考えに共感してくれる仲間を増やし、会社の成長を支えていきたいですね。
※掲載内容は2023年9月時点の情報です。
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