新卒一期生が振り返る、GO入社から半年間の挑戦と変化
2023年4月、GO株式会社には3名の“新卒一期生”が入社しました。2ヶ月間の合同研修を経て、6月からは各現場に配属。約半年が経ち、それぞれの場所で目覚ましい成長を遂げています。
今回は、4月に入社した永原(写真左)、藤井(写真中央)、中谷(写真右)に、“新卒一期生”としてGOに入社した理由、入社して感じたギャップや成長の手応えについて話を聞きました。
“新卒一期生”と聞いて想像した面白さ
——まず3人がGOに入社を決めた理由を教えてください。
永原:就職活動ではいろいろな企業を見ていきましたが、一貫して自分のなかにあったのは“モビリティに関連する仕事がしたい”という気持ちでした。もともとモビリティに興味を持ったのは、通っていた大学が辺鄙な場所にあって、最寄り駅からすごく遠かったり、学内の移動に時間がかかったりと不便さを感じていたことがきっかけです。大学生活における移動を少しでも便利にできないかと、大学周辺の企業様にも協力いただいて、学内で電動キックボードや電動スクーターを走らせる取り組みをしていたんです。
中谷:僕も同じように“モビリティ”をキーワードに就職活動をしていました。当時は「MaaS」に関する記事を目にする機会も多くて、今後伸びていく分野なんだと認識していました。どんな分野なのだろうと興味もあったので、大学生の頃から「モビリティサービスを実際に体験して、その内容をブログに書く」という活動をしていて。そんな経緯もあって、卒業後はモビリティサービスを作っていく側になりたいと思うようになりました。
永原:ただ、入社1年目からモビリティサービスに関われる会社はそんなに多くなくて…。それなりの会社規模でサービス開発に取り組んでいるとなると、やっぱり自動車メーカーなどが中心。まずは別事業部で数年ほど経験を積んでから、という企業が多かった。
中谷:それは僕も思っていました。自動車メーカーで実績を積んで、数年後にモビリティ事業に関われたら…ぐらいに考えていました。そんなときに、たまたまGOの新卒採用の記事を見つけて!“求めていたのはまさにこれ!”と、前のめりで応募したのを覚えています。GOなら自分がやりたいことを、どこよりも早くやれるんじゃないかという期待があったんです。
藤井:僕はエンジニアとしてコンシューマー向けのプロダクト開発に関わりたいと思っている中でGOのことを知りました。正直にいうと、同期2人のようなモビリティへの強い思いがあったわけではないんですが、タクシーアプリ『GO』のダウンロード数や月単位の配車依頼数などからシステム規模の大きさを魅力に感じていて。選考を通してGOならエンジニアとして技術的な成長ができると感じ、入社を決めました。
——GOの“新卒一期生”であることに、不安はありませんでしたか?
永原:そこはなかったです。それよりも「新卒がいない場所」というのは、研修制度などあらゆるものをゼロから作っていくフェーズになるので、それはすごく面白そうだなと感じました。
藤井:そうそう、一番最初だから味わえる“わくわく感”があるというか。これから新卒入社者が増えていくと思うけれど、自分たちはその一期生として組織の変化を見ていけるんだと感じていました。
中谷:就職活動で「成長フェーズにある会社で、すぐにやりたいことをやる」か「安定性のある企業で、数年後にやりたいことをやる」かの選択に対して、僕は前者を選びました。だから、何も不安はありませんでしたね。
入社して体感した、想像していた以上のスピード感
——入社して感じたギャップはありますか?
藤井:思っていた以上に、開発スピードを重視している点です。例えば、開発チームでは「修正はまとめてではなく、最小単位でどんどんリリースしていく」という考えを大事にしています。
最初、僕はできるだけまとめてコードを修正したほうが効率が良いと思っていたのですが、それだとレビューする側も一気にまとめて見ないといけなくなってしまう。1つはレビューが完了しているけれど、残りいくつかが残っているために、リリースが遅れてしまう…。そんな状況が起きるのだと教えてもらいました。1人のエンジニアとしての効率を重視するのではなく、良いプロダクトにしていくための効率を考えていく思想を学びました。
永原:僕もスピード感については同じです。GOはタクシーアプリ以外にも、次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』や脱炭素サービス『GX(グリーントランスフォーメーション)』などの事業を展開しているので、それぞれ多くのプロジェクトが同時並行で進んでいます。実際に自分が今その事業に携わっているわけではありませんが、隣でみていても事業成長のスピード感を感じます。それこそ、1日単位で事業の流れが大きく変わることもあるんです。
体験したことのないスピードからは、GOは移動に関わる課題、交通における社会課題を解決する会社として、100を目指すのではなく、120、130…なんなら200ぐらいを目指している会社なんだと感じています。同時に、自分もGOの一員として、このスピード感を楽しんでいきたいと身が引き締まります。
——中谷さんはいかがですか。
中谷:僕の勝手な印象ですが…ベンチャー企業の新卒一期生と言ったら、先輩が丁寧に見てくれるというよりは、放置されていて自分で勝手に進めていく感じなのかなと思っていて。わりとはちゃめちゃな環境をイメージしていたんですよね。
けれど入社して最初の2ヶ月間は、人事が用意してくれていた研修プログラムをベースに、“みんなで相談しながら、よい研修を作っていきましょう”と話をもらったり、現場配属後は2人のメンターが見てくれて、日々の業務相談にのってくれたり…想像以上に丁寧にサポートしてもらえている感覚がありました。
永原:研修は、僕もびっくりしたことの一つです。座学でのインプットが中心だと思っていたのですが、そうではなかった。「研修期間でどういうことを学んでいきたいのか?何に興味があるのか?」から話がスタートしているので、めちゃくちゃ面白いんです。役員の方と対話したり、関西のタクシー事業者を訪問して“現場が感じている課題”を聞いてくるなど、いろいろな体験をさせてもらいました。
藤井:それから、営業中のタクシーの助手席に乗せてもらう「同乗体験」もありましたね。
永原:そうそう、乗車されたお客様から「新卒社員なの?頑張ってね」「『GO』使ってるよ。ここをこうしてくれたら使いやすい」など、たくさん声をかけていただきました。タクシー乗務員の方がどのような一日を過ごしているのか、お客様はどう過ごしているのか…間近でみることができた貴重な経験だったと感じています。
新卒1年目でも、社会に大きなインパクトを与える仕事ができる
——入社前とくらべて、成長の手応えはありますか?
中谷:「伝える力」は格段に上がったと思います。現在、僕は『GO BUSINESS』のCS(カスタマーサクセス)を担当しているのですが、導入している顧客に対してもっと効果を感じていただけるようアドバイスをしたり、サポートをしていく役割を担っています。
現場に配属されて4ヶ月が経ちましたが、ここまで任せてもらえるの?と驚くことばかり。売上貢献が高い重要顧客をメインで任せてもらっていますし、他にもセミナーの講師やメルマガの発行も担当していて、ここからは少しずつ企画にもチャレンジしていきたいと相談しているところです。担当範囲がどんどん広がることで、確実にステップアップできていると感じていますね。
藤井:僕は「コミュニケーション力」ですね。所属しているチームはほとんどの方がリモートワークになるので、基本的にやり取りは全てオンライン。その中で、自分の意見を分かりやすく伝えるにはどうしたらいいのか、認識齟齬のないコミュニケーションを取るにはどういう工夫をしたらいいのか…すごく考えて行動するようになりました。言葉の間合いや表情など雰囲気で伝わるものに頼らずに、また、前提となる知識や共通の認識がなかったとしてもしっかり伝わるローコンテクストなやり取りを大事にしています。
それから技術的なところだと、今は『GO』のタクシー事業者様向けの管理画面の開発を担当しているのですが、そこで求められる品質レベルに向けてスキルアップできてる実感があります。開発チームには上司からレビューしてもらう体制が整っているので、そこでフィードバックをもらい、修正していく。この繰り返しによって確実に技術力が高まっていると思います。
永原:僕は「事業推進力」です。現在はプロジェクトの進捗を管理する役割を担っているのですが、求められているのは案件の進捗を阻む障害物を取り除いて、期日までにプロダクトを世の中に届けること。エンジニアはじめ、企画メンバー、渉外メンバーなどプロジェクトに関わるすべてのチームメンバーと向き合い、調整を行っていく必要があるんです。
多くの人を巻き込んで進めていくので難しさを感じる場面もたくさんあるのですが、以前の反省を活かし上手く調整ができたり、全く定まっていなかったプロジェクトの全体像が少しずつ見えてきたり…そんな手応えを日々感じていますね。
そして改めてGOで働く魅力を考えてみると、プロダクトの規模感や社会に与えるインパクトがこれだけ大きい一方で、ベンチャーとしてのスピード感や自由度の高さがあることなんじゃないかと思うんです。新卒1年目の僕らも、世の中に大きな影響を与える仕事ができる。GOには、そのチャンスがたくさんある。自分を思い切り成長させられる環境だと感じていますね。
※掲載内容は2023年10月時点の情報です。
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