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やめずに続けることには価値がある。開発本部 iOSエンジニア 久利のキャリアデザイン

文系出身で飛び込んだエンジニアの世界。四苦八苦しながらも一歩ずつ成長し、少しずつやり甲斐を感じるようになった久利(くり)を魅了したのがiOSアプリ開発の世界でした。

今回の『キャリアデザインを聞く』では、久利のこれまでを振り返りつつ、GOでの挑戦の毎日、ブレイクスルーのきっかけとなったプロジェクトから見えてきた「やめないことの大切さ」について聞いていきます。

久利くり 龍義たつのり
開発本部 ソフトウェア開発統括部 ユーザーシステム開発部 ユーザーシステム1グループ
2011年 新卒でヤマトシステム開発へ入社。VB.NET、Javaを使った伝票発行システムや受発注管理、倉庫管理システムの開発を担当し、2015年4月よりECサービスのiOSアプリ開発を担当する。2018年9月にGOの前身であるJapanTaxiへiOSエンジニアとして転職。現在はタクシーアプリ『GO』のiOSアプリ開発を担当する。


まさか自分がエンジニアになれるなんて

久利くり 龍義たつのり
開発本部 ソフトウェア開発統括部
ユーザーシステム開発部 ユーザーシステム1グループ

ーまずは就職活動のお話を聞かせてください。

就職活動には辛かった思い出しかありません(笑)。リーマンショック直後で、多くの会社が採用数を減らしている時期だったため、30〜40社ぐらい受けました。

当時はまだ就職先を選ぶ上での明確な軸はなかったのですが、いろいろな会社の話を聞いているうちにITの将来性に興味を持つように。自分自身も新しいことが好きで、高校時代プログラミングを経験していたことなどもあり、IT業界への関心が強まっていきました。

ヤマトシステム開発へ入社した理由は、ヤマト運輸のグループ会社としての安定性と物流という世の中になくてはならないものを支えている仕事にやり甲斐を感じたからです。

ー元々「エンジニアになりたい」という気持ちはあったのでしょうか?

全然ありませんでした。総合職採用だったので、新卒担当の人事の方に営業か開発の配属先希望を聞かれたときに「教育制度も整っているので、希望があるなら聞くよ」と話をしてもらって。いずれ営業をやるにしてもどういうものをつくっていて、どういうふうにできているか知らないと提案できないと思ったので、「最初は開発をやりたいです」と伝えました。

ー実際開発に配属されてみて、いかがでしたか?

研修自体はついていけたのですが、現場配属後に動いているものは全くの別物で。最初はとても難しかったですね。「今回はこういう改修をしてほしいです」と言われたら、既存で動いているシステムの意図を汲み取って、「他に影響を与えず修正するためにはどのような処理を入れていけばいいのか」などを周囲に質問しながら必死に手を動かしていました。

ー特に難しかったのはどのあたりでしょうか?

言語の正しい使い方を覚えることですね。正しい使い方に沿わないやり方だと、後に他の人が見たときに「なんでこんなことをしているんだろう?」と本来の意図が汲み取れず、さらに技術的な負債として積み上がってしまうので……。

ヤマトシステム開発では1年ごとに任される仕事が変わっていったので、毎年新鮮な気持ちで開発に打ち込めましたし、スキルの幅が広がっている感覚もありました。ただ、一方で突き詰めている感覚はあまりなく、次第にシステムエンジニアとして要件定義や設計が中心になっていきました。

iOSアプリを開発して気づいたその魅力

ーなぜ転職活動に踏み切ったのでしょうか。

きっかけは、iOSアプリを開発したことです。それまではtoBの業務システムばかりを開発していたのですが、協力会社のエンジニアの方たちのレベルがすごすぎて。実装をお願いしたときにスピードの速さやクオリティの高さに驚くと同時に、「今からこの人たちに追いつこうと思ったら相当時間がかかるな」と感じたのを覚えています。

ちょうどその頃、スマホアプリの開発が社内の案件としても出始めていて「新しい分野をマスターしていけば重宝されるようになるはず」とスマホアプリ開発を担当する部署に異動希望を出しました。たまたまtoCのECアプリ受託開発案件にアサインされたんですが、ずっとtoBのシステムを開発していたため、自分のつくったものが世の中の人たちに使ってもらえていることや自分が持っているiPhoneで動いていることが新鮮で楽しくて、どんどんハマっていって。

「よりユーザーの方と近い距離で仕事してみたい」と考え、自社でサービスを開発している企業への転職を考えるようになりました。

ーGOの前身であるJapanTaxiを選んだ理由は?

「モバイルのエンジニアとして成長できる」と感じたからです。当時はWebからモバイルに移行しているような時期だったので、“Webのサービスをモバイル化したもの”や“モバイルアプリだけど中身はWebで表示してる”みたいなものが多いなか、『JapanTaxi』というサービスはアプリがサービスの中心だったので。

あとは「技術を通じて世の中を支えるサービスに携わりたい」という気持ちは前職から抱き続けていたので、“移動”という多くの人に関係する分野に魅力を感じました。

チャレンジャーとして理解を深める日々を経て

ー入社後はいかがでしたか?

とにかくレベルが高くて、入社後3ヶ月間はついていくのが精一杯。ですが、評価者からは「頑張ってくれている。このまま頑張ってほしい」というフィードバックをもらったので、「今のやり方で間違ってないんだ」と必死で食らいついていきました。

ーどのような点にレベルの高さを感じましたか?

大きく分けて2つあります。ひとつは自社サービス特有のスピード感。もうひとつは、iOSエンジニア集団としての技術力です。

入社まもなく先輩エンジニアにプログラムのレビューをしてもらったところ、今なら多くても10ぐらいのコメントしかつかないのですが、当時は50ぐらいついて、さらに指摘もしてもらって……「自分だけこんなに細かくレビューしてもらって本当に申し訳ないな」という気持ちが強かったのですが、「他の人はこういうことを考えているんだ」と学びを得られたので成長に直結しました。

入社から半年ぐらい経つと「久利さんもレビューしていいよ」と言われて、「いやいや、自分なんて」という感じでしたが、せっかくの機会だったので「これってどういう意図なんですか?」と質問型のレビューをしてみました。指摘というよりも相互理解というスタンスで取り組んだレビューも、他の人の考えを吸収する機会につながったように思います。

ーとはいえ、他の人と比べてコメントの数が多いと恥ずかしい気持ちにもなりそうなものですが……。

僕はそういう意味でのプライドは全くないので。もちろん、会社やサービスにはプライドを持っていますが、自分自身はチャレンジャーとして向き合っています。会社やサービスに成長させてもらっている気持ちです。

大事なのはやめないこと。僕自身高校までサッカーをやっていたのですが、上手だったけど中学卒業のタイミングでやめた同級生と久しぶりにボールを蹴ったら意外と自分の方が上手になっていたり。好きでやめずに続けることの意味は身をもって実感していました。

ー専門性という点ではいかがでしたか?

iOSは年に1度アップデートがあって、言語の仕様が変わっていくのでずっと同じことをやっていると陳腐化してしまう領域です。「常に新しいものを追いかけなければいけない」ということを仕事を通じて学べたのは大きかったように思います。

アプリの“終活”が教えてくれたこと

ーご自身のブレイクスルーのきっかけになったと感じる仕事はありますか?

いくつかあります。たとえばメインで担当した『JapanTaxi』アプリに「d払い」という支払い方法を追加するプロジェクト、タクシーを呼べないエリアをアプリ上に表示させるプロジェクト……でも、特に印象に残っているのは、DeNAのオートモーティブ事業部との事業統合を受けてやることになった『JapanTaxi』アプリをクローズさせるプロジェクトです。

まず競合アプリと統合することは驚きですよね。方針としてDeNAが運営していたタクシーアプリ『MOV』をシステムのベースにすることになっていたので、当時のチームには『JapanTaxi』アプリをなるべく手がかからない状態にしていくことを任されました。

仕事自体も印象的ですが、特に思い出深いのは『JapanTaxi』アプリの“終活”についてアウトプットの機会があったことです。「iOSDC Japan」というiOS関連技術をコアのテーマとしたカンファレンスで「事業統合を受けた方針とチーム・アプリとしての今後」「サービスの終わりを迎える準備、“終活”をすることに」というテーマで発表を担当しました。

前職時代に参加していたイベントだったので、テーマが採択されてから当日までとても緊張していましたが、やはり発表の場に立ったときは感慨深いものがありました。

iOSエンジニアとして著名な方ばかりの中で、自分がやってきたことを棚卸して、整理して、発表というチャレンジをできたことは成長につながったように思います。

ーJapanTaxiに入社した時から5年と少しが経って、自身の成長を実感するのはどのようなときですか?

技術的な提案、仕様的な提案ができるようになったときですね。

最初の頃は他の人の仕事をひたすらマネしていましたが、今は新しい技術がリリースされたら自分たちの抱えている課題と照らし合わせて、「目的は何か、何を解決したいのか」とチームと合意をして推進することができるようになりました。

「こういうものをつくってください」と依頼を受けたときも、単に言われたものを作るのではなく、iOSエンジニアの視点で「標準のiOSアプリではこういう動きになるので、こうしたほうがいいんじゃないですか」といった提案ができるのも過去の自分にとっては考えられないです。

直感って意外と侮れない

ー今までのお話をうかがっていると、改めて「やめないこと」がとても大事だったように思います。なぜやめずにいられたのでしょうか。

一緒に働いている仲間や手がけているサービスが好きだからです。

やはり、魅力的な仲間たちとは切磋琢磨していきたいし、手がけているサービスについても友達から「『GO』使ってるよ」と言われたら嬉しいじゃないですか。

ーGOの好きなところはどこですか?

世の中に目を向けているところです。GOが掲げる8つのバリューのうちのひとつである「全方よし。」には「ユーザー、タクシー事業者、乗務員さん、社会、そして自社と全てがいい方向に進んでいくためにみんなで考えていく」というメッセージが込められています。社会、世の中を良くするために本気で取り組めているところは魅力的です。

ーエンジニアになりたい学生の方にメッセージをお願いします。

やはりエンジニアになりたいなら、何かをつくってみることは大事だと思います。プログラミングとまではいかなくても、Webサービスやアプリは本当につくりやすくなってきているので。個人でリリースして、フィードバックを踏まえてカスタマイズして……という経験も積みやすくなっているので、ぜひチャレンジしていただきたいですね。

まだそれほど将来のビジョンが見えていないのであれば、今やっていることを頑張ることが大事。頑張った経験が、やりたいことを見つけたときの原動力につながるはずですから。

ー最後に、就職活動していた頃の自分にメッセージはありますか?

「好きな気持ちや直感を大事にしてほしい」ですね。そういえば、学生時代にアルバイトして初めて購入したのがiPod nanoだったんですよ。あと、新卒で入った会社はWindowsのアプリを開発する会社だったのに、自宅用にはMacを買っていて……(笑)。

「カッコいいから」が出発点だったけど、今はApple製品で動くサービスをつくっているわけですから。好きな気持ちや直感って、意外と侮れない気がします。

※掲載内容は2024年3月時点の情報です。

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