「交通課題解決」の最前線。渉外メンバーがタクシー事業者様と共に広げる、ストレスのない移動の未来
GO株式会社がタクシーアプリ『GO』をリリースしたのは2020年9月。以来、急成長を続け、2023年9月時点で提供エリアは全国45都道府県、ダウンロード数は1500万を突破しています。そして、この『GO』の目覚ましい躍進を支えているのが、各エリアのタクシー事業者様と日々向き合う渉外のメンバーです。
今回は、広島エリア担当の西村、北海道エリア担当の川口、兵庫エリア担当の井澤にオンラインで取材。それぞれ異業界からGOに転職した3人にGOに入社を決めた理由、渉外のやりがい、成し遂げたい想いについて聞きました。
地道にコツコツ、『GO』の魅力を広げていく仕事
——渉外の仕事内容について教えてください。
西村:担当地域におけるタクシー事業者様への提案が中心です。すでにお取引がある場合は新規サービスの提案やフォローアップ、これからお取引いただく場合は『GO』導入の提案を行っていきます。
ただエリアによってフェーズはかなり異なりますね。私が担当する広島エリアは『GO』の認知度を高めていく、事業者の方々と関係性を築いていく、この辺りに注力しながら、新たに『GO』を導入してくださる事業者様を増やしています。
井澤:私が担当する兵庫エリアだと『GO』はすでに多くの事業者様に導入いただいています。ですから、新機能の提案、使い方の説明、不具合の対応といったことが多くなります。
川口:使い方の説明・不具合の対応でいうと、エリアに問わず乗務員の方は年配の方も多いので、アプリそのものに慣れていない方も少なくありません。かなり丁寧に対応していくことが大事になってきます。例えば、新しい機能について資料をお渡しするだけでは、相手は分からないということもありますよね。
井澤:そうですね。配車依頼があったらどのように依頼を受けるのかなど『GO』の使い方はもちろんですし、『GO』を使うことで乗務員の方々にとってどんなメリットがあるかを細やかにお話することが重要だと感じています。
西村:川口さんも、井澤さんも、とても説明が上手です。難しい言葉を噛み砕いていて、すごく分かりやすい。自分も見習っているところです。
井澤:西村さんは、乗務員の方々に寄り添える存在でありたいと言って、毎朝営業所の朝礼に参加されていたことがありましたよね。乗務員の方が出発する際に「いってらっしゃい」と声がけをしていたという話がすごく印象に残っています。
——“地道にコツコツ”、そんな仕事のイメージを持ちました。
西村:『GO』の認知度や規模感で考えると少し意外に思うかもしれませんが、渉外に求められるのは、まさにそんなスキルだと思います。『GO』のブランド力にあぐらをかくのではなく、相手の“困りごと”にしっかり耳を傾け、確実に解決していくことができる力が求められるのではないでしょうか。
井澤:僕も同じ意見です。入社してみて、「あれ…こんなに泥臭いの」「こんなにアナログなの…」と感じる場面もきっと多いと思うんです。
けれど、乗務員の方からの「ここが分からない」「これについて教えてほしい」という問い合わせに1つずつ回答していき、「できるようになったよ」「『GO』を使って便利になった」という言葉をいただいたときに、乗務員の方々と同じ目線で喜びを感じられる人が合っているのだと思います。
地元が抱える「交通課題」を解決していきたい
——みなさんがGOに入社を決めた理由について教えてください。
井澤:僕のファーストキャリアは出版社の営業だったのですが、出版不況の影響を受けて転職、2社目は海外エリアの物件を扱う不動産会社で営業をしていましたが、コロナのタイミングだったこともあり、業界全体が厳しい状況に置かれてしまった。そういう背景もあり、次は「追い風が吹いている業界」「成長が感じられる企業」に転職したいと考えていたんです。
また、もう1つ不動産の営業では地方の個人宅を訪問する機会が多くあったのですが、全く知らない土地で移動に困っていた際にはいつも『GO』を使っていたんですね。ユーザーとしてその利便性を実感していたので、営業をするならこういう商材を扱いたいと感じていました。
川口:私はこれまで警備会社やクレジットカード会社で営業を経験してきたのですが、その中で思っていたのは、“じっくり時間をかけて関係性を築いていく営業が向いているし、好き”ということでした。一回限りのお付き合いではなくて、何度も話をしながら、お互いにとって良いパートナーになれたときに嬉しさを感じていたんです。『GO』の渉外であれば、希望の仕事ができるのではないかと思えました。
それから、最大の決め手になったのは、北海道の交通不全を解決していけると思えたことです。私は北海道・北見市出身ですが、1人1台車を持っていなければ暮らせないような場所で、高齢になったからといって気軽に免許返納できない町なんです。日本の交通課題の解決を掲げる『GO』であれば、都心だけでなく、地方が抱える深刻な交通課題を当事者の一人として改善していけるのではないかと思えたんです。
西村:地元を住みやすい街にしていく、という観点は僕も一緒ですね。僕は広島出身で、子供の成長に合わせて地元に軸足を置いて働きたいと考えていましたし、地元出身だからできる仕事に携わりたいと思っていたんです。面接では社長の中島から、「地域に根づいたタクシー事業者様とやり取りするには、そのエリアを深く知っていて、誰よりも愛着があることが大事」と聞き、同じ価値観の会社に出会えたと感じることができました。
——地域ごとの採用が、渉外としてのやりがいにもつながっているんですね。
井澤:それはすごくあると思います。GOはアプリに限らず、アプリ注文のみを受け取る車両『GO Reserve』の取り組みを通じて乗務員不足の解消を目指すなど、タクシー事業者様が抱える多様な課題解決に向けた事業・サービスを展開しているので、同じ方向を見ているパートナーとしての感覚がすごく強い。自分の活動によって担当エリアのタクシー事業者様の売上が上がることが単純に嬉しいんですよ。
川口:冬季観光シーズン中の観光客増加が見込まれる北海道・ニセコでは、これまで抱えていた交通課題解決の一手として、官民連携による『ニセコモデル』を立ち上げました。これは、冬季期間中、札幌・東京などのエリアからタクシー乗務員・車両をニセコエリアに派遣する取り組み。土地勘がない乗務員でも営業でき、効率的な車両活用のために『GO』アプリ注文専用で営業を行います。この取り組みによって観光客・住民のラストワンマイルの足を確保します。
そして、このような応援隊派遣は日本初の取り組みです。今後はニセコに関わらず全国あらゆる地域で起こりうるオーバーツーリズム対策の新たなモデルケースになると考えていますね。
日本全国、『GO』が広がった先に見える未来
——お話を聞いていて、それぞれの「担当エリア」に対するプライドを感じました。
井澤:各エリアで活躍している渉外はみな同じような思いを持っていると思いますね。システム開発にはその領域に詳しいプロがいるのと同じように、現場については僕ら渉外が誰よりも知っている。会社の体制としてもその考えを大事にしているので、まずは最前線でタクシー事業者様と向き合う渉外担当の意見を尊重してくれるし、一人ひとりの裁量の大きさを感じます。
西村:前職と比べてみても、自分の裁量で動けることで働きやすさは格段にアップしましたね。
以前は上司の指示に従って動くことが中心だったので、自分のスケジュールを自分で管理することが難しかったんです。GOでは、“ミッションの実現”に向かって、スケジュール管理だけでなく、リモートワークの選択など、自分の判断で動かすことができる。全員でコトに向かっていっているので、方針の目標軸を定めたら承認に費やす時間は少なく、仕事に向き合いやすい環境だと感じています。
——最後に渉外として、目指している社会について教えてください。
西村:僕自身、『GO』というプロダクトがもっともっと広がっていけば、良い未来が描けると本気で思っているんです。それはタクシーでの移動だけではなくて、自動運転の推進や交通事故の削減、過疎化による交通不全といった交通のあらゆる問題解決につながっている話です。
だからこそ、一つでも多くのタクシー事業者様に「『GO』と一緒に取り組めば、いい世界が見えるかもしれない…」と期待していただきたいし、そう信じてもらえるよう向き合っていくのが僕ら渉外の役割だと思います。
井澤:以前、あるタクシー会社の社長から「GOには未来があるから、応援する」という言葉をいただいたことがありました。タクシー会社だけで集まっていると、採用に苦戦していて乗務員が集まらない…などのネガティブな声が集まってしまうそうなんです。
けれど、「『GO』から新しいサービスの提案があると、最初は新しいものに対する反発が生じるけど、“こういう機能があったらいい” “こうだったら使いやすい”といった前向きなアイデアがたくさん出てくる。これはタクシー会社だけでは起きなかったことだから、GOを応援する」と言ってくださって。とても嬉しかった出来事ですね。
タクシー業界はアナログな部分も多く残っている業界だからこそ、GOが展開するプロダクトによって売上が大きく伸びる可能性がある。事業者様と共に驚くべき成長を創り上げ、ストレスのない、やさしい未来を形にしていきたいですね。
※掲載内容は2023年10月時点の情報です。
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