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部門理解を促し、他部署とのコミュニケーション、GOのカルチャー作りの一翼を担う「Voicy 声の社内報」とは?

GO株式会社では音声サービス「Voicy」の社内向け機能「声の社内報」を活用し、インナーコミュニケーションの活性に繋げています。
2022年7月に試験導入し、はじめは会長の川鍋がいま考えていることを伝える「なべレポ」、広報の高堂がメンバーにインタビューする「わかレポ」の2つのみだった番組も、今ではCX部の「GO!!CX!!」、HR本部の「HR Voicy」のほか、IT戦略部の「IT戦略のアレ」など11の番組を展開しています。

今回は「わかレポ」を運営しているCC本部 広報部の高堂(写真中央)、採用支援ビジネス部の「GOジョブnavi」を運営する森(写真左)、新卒メンバーでVoicyの単独番組を企画化した中谷(写真右)に、Voicyの番組を制作・運営する上で大事にしていることや得られたことなどについて、話を聞きました。

高堂 和芽たかどう わか 
CC本部 広報部

大学卒業後、不動産会社に新卒入社。財務/経理などバックオフィス業務から法人営業、新卒採用担当などを経験。17年よりIT業界にキャリアシフト。レシピ動画アプリの広告営業を経て、18年より飲食店向けモバイルオーダーサービスの先駆けベンチャーで広報機能の立ち上げ・チーム組成に携わる。2022年5月、GOに入社。

森 朝希もり あさき
人材事業本部 採用支援ビジネス部 コンサルティンググループ

大学卒業後、エンパワーヘルスケア株式会社に入社。営業部に所属し、EPARKの予約システムを歯科医院に提案。2022年6月にGO入社。採用支援ビジネスの立ち上げ期からキャリアアドバイザーとして日々求職者と向き合う。

中谷 祐紀なかたに ゆうき 
渉外本部 GOビジネス営業部 CSグループ

ミッションの「移動で人を幸せに。」に強く共感し、2023年4月、GOの新卒1期生として入社。2000年生まれの23歳。学生時代の自動車新聞社でのアルバイト経験をきっかけに、モビリティへの関心が高まる。


Voicyでの情報共有を通じて仕事以外のコミュニケーションが活発に

——Voicyの「声の社内報」を導入した経緯を教えてください。

高堂:GOには情報共有の場として「Weekly Stand Up」(以下WSU)という週次のオンライン全社ミーティングがあるのですが、日常的な社内向けの発信はWSUが中心で、Slackだと情報が流れていってしまうという課題感がありました。「全社員が共通してインプットできるものがほしい」という声もあり、会長の川鍋が試しにやってみようと働きかけてくれ、コーポレート部門でテスト運用を開始。スキマ時間や移動時間に聴けて、耳なじみもいいと好評だったので、まずは川鍋がいま考えていることを伝える「なべレポ」と、私がメンバーをゲストに迎える「わかレポ」をレギュラー番組にして、全社配信を2022年9月からスタートしました。

「わかレポ」を運営しているCC本部 広報部の高堂

「なべレポ」は川鍋の出張先の速報や、「現場で何が起こっているかこの人に聞いてきた」といったリアル感のあるものをレポートしてその場ですぐ配信しています。一方、「わかレポ」は、始めた当時はもっと社内のメンバーを知る機会を増やしたいというニーズがあったので、いろいろな部門の人にインタビューしていくという形でスタートしました。そこから徐々に社内で話題になり、現在は11番組に。様々な部門に強力なパーソナリティたちが増えてきました。

——どのくらいの社員が聴いているのでしょうか?

高堂: 番組や扱うテーマによって異なりますが、約8割の社員が登録して興味のある回を聴いてくれている印象です。「なべレポ」の場合、例えば「タクシー事業者の社長さんとこんな話をしてきた」といったことも速報的にやるので、渉外やプロダクト開発に関わるメンバーが特に興味を持って聴いていたりします。
「わかレポ」はWSUで伝えきれない裏側を伝えたり、メンバーレポートがメインですが、役員など社員が話しかける機会の少ない相手へのインタビューもしています。
最近では、毎週月曜日の朝「目覚めのわかレポ」という番組も配信し始めました。ひとり語りをしたり、GOの地方拠点メンバーをゲストに招いてゆるめの掛け合いトークをしています。

——なぜ月曜の朝に配信しているのでしょうか?

高堂:1週間の始めに、ちょっとスイッチを入れるものがほしいという意見があったんです。WSUは金曜日に行っていて、それが一週間の終わりのシンボル的になっているので、だったら「週明けの朝一に週間天気予報なども絡めて発信しよう」と月曜の朝に配信することにしました。「今週も頑張りましょう!GO!GO!」という掛け声で、本当にラフにやっています。

社内のSlackチャンネルで配信を告知する様子。番組ごとに作ったSlackスタンプも盛り上げコンテンツになっている

——Voicyを活用して得られた効果はありますか?

高堂:いろんな部門のメンバーや、若手メンバーが自発的に発信するいい機会になっています。社内で関わりのなかった人にもリーチするので、Voicyがきっかけとなって会話が生まれたり、仕事で一緒に取り組み始めることがあったり、部活が活性化されたりしています。社内の共通言語にもなっていて、ラフなコミュニケーションが増えてカルチャー作りとしても役立っていますね。

一緒にプロジェクトを進める他部署メンバーに業務を知ってもらうための番組を企画

——森さんの番組について教えてください。

採用支援ビジネス部の番組「GOジョブnavi」を運営する森

:「GOジョブnavi」という番組を月1本を目標に配信しています。私が所属している人材事業本部 採用支援ビジネス部は、タクシー乗務員さんを増やし、供給力不足の解消を目指している部署です。候補者の方やタクシー事業者様と向き合うキャリアアドバイザー業務以外にも、求人サイト『GOジョブ』で求職者にご紹介させていただく求人を開拓する業務も行っていて、各事業者様には「GOの人材紹介を使って乗務員採用を行いませんか」というご提案をしています。今は『GO』アプリを導入する事業者様にご紹介しているので、日々事業者様とやり取りする渉外部門のメンバーに、採用支援ビジネス部のことをもっと知ってほしい、というのがきっかけでVoicyを始めました。

GOのメンバーをゲストに呼び、対談形式で乗務員紹介にまつわることを多岐にわたって紹介しています。例えば、日々サポートしている求職者がどんな会社さんに採用されご入社に至っているのか深掘りしてみたり、キャリアアドバイザーとして求職者の目線に立ってサポートができるよう、二種免許を取得したメンバーにスポットを当てて教習所での裏話を探ってみた回もありました。

また、人材事業本部では『GO』アプリからの一部ご注文のみに対応するアプリ専用車両『GO Reserve』の専用ドライバー『GO Crew』の募集にも携わっており、今後はGOが展開するドライバーに特化した求人サイト『GOジョブ』の取り組みを全社に発信していきたいと思っています。

情報発信を継続することで得られたもの

—では、中谷さんはどんな番組を配信されていますか?

新卒メンバーでVoicyの単独番組を企画化した中谷

中谷:毎週月曜日、興味深いニュース記事の共有や自分の体験記を語ることをコンセプトに「中谷のPick Up Mobility NEWS!!」という番組を運営しています。新卒メンバーにもVoicyをやってほしいという話があり、新卒同期の3人でやることも念頭に、とりあえず個人でやってみようと始めました。

私は学生時代からモビリティ分野が大好きでGOに入社したのですが、入社してみたらモビリティ関連の仕事がやりたくてGOに入社したという人が案外多くはないんですよね。モビリティ分野に関わらず、社会課題を解決していきたいという気持ちを持っている方が多い印象を受けています。モビリティに詳しくない人もいるので、モビリティ好きな自分がおもしろいなと思ったニュースなどをピックアップしてVoicyで発信しています。

社内で「Voicy聴いているよ」と話しかけられたりと、名前と声を覚えてもらえる良い機会になっています。また、個人的にはVoicyの企画運営を通じて情報をまとめていく力が付いてきたと感じています。毎週発信をしてきてこれまでの放送回数は合計37回になりました。継続して取り組んできたことで得られたものは本当にたくさんありますね。

より深く詳細な情報を発信するツールとしてVoicyが定着

—Voicyを配信する上で大事にしていることはなんですか?参考にしている音声メディアや配信者はいますか?

高堂:私は雰囲気づくりですね。いろんな人に突撃するという形でやっているのですが、話し慣れていない人や自分のことを積極的に語りたくない人も多いんです。だから「録音しています」といった仰々しい感じではなく、語り合っているような雰囲気を作るようにしています。
また、自分自身としては型作りしすぎると逆に疲れてしまいそうだと思って、「ラフに自然体で」をベースにしています。

普段あまりラジオを聴かないのですが、Voicyを始めるにあたってラジオ番組を意識的に聴くようになりました。出だしが大事なんだと思って、「おはようございます!」をテンション高めに言うことを意識しています(笑)。
また、Voicyの緒方社長とお会いする機会があり、話し方のコツを伺ったところ、「抑揚をつけることや温度感が大切」と教えていただきました。配信環境を詳細に伝えることで、リスナーが同じ現場にいるかのように感じて世界観に入りやすくなるそうです。

:私は人前で話すこと自体には抵抗はないのですが、自分の意見を伝えることに苦手意識を持っていました。そのため収録前に台本を作って、下準備はしっかりしています。編集せずに生の声を届けているため、台本は相手の分も口語で書いています。フレンドリーな部署だと言われることも多い採用支援ビジネス部の雰囲気も伝わるように、配信でも相手の方をニックネームでお呼びしたりしています。

普段からラジオを聴くことが多いため、Voicyもリスナーとしてみなさんの配信を楽しませていただいています。自分の配信に付加価値をつけていけるようにこれからも頑張ります。

中谷:おふたりと違って、ひとり語りの配信なので、長くなりすぎないよう常に10分に収めるようにしています。普段ラジオは聴かないので、社内のVoicyを聴いて学んでいます。
最近、私が所属している『GO BUSINESS』という法人向けサービスのチームでもVoicyを始めたのですが、それが座談会形式なんです。この前初めて人を招いて収録したのですが、明らかに高堂さんのマネになっていましたね(笑)。

—今後、それぞれの番組をどうしていきたいと考えていますか?

高堂:Voicy開始当初、ここまでいろんな部門で活用してもらえると思っていなかったので、全事業部に展開できるんじゃないかという欲が出てきました。まだ配信していない部門にも声掛けをしています。特にエンジニアメンバーにはリモートワーク中心の方々が多いので、積極的に声掛けをしていこうかなと。とはいえ番組を持つとなるとハードルが高くなるので、トピックスに応じてゲストに招いて対談してもらう形式で、開発側にも輪を広げていきたいですね。

エンジニアメンバーは配信を聴いてくれている方が多くて、作業中ずっと流していますという方も。オフィスで会った際に、「Voicy聴いてるよ」と声をかけてくれたり、コミュニケーションのきっかけにもなっています。

:これまでは配信数を増やすことを目標にしてきたので、今後は再生回数を上げたいですね。あとは、年末にHRと採用支援ビジネス部とのコラボ配信をしたのですが、他部署とのコラボ企画をまた実施したいです。

Voicyには「いいね」機能やコメント欄がありリスナーの反応が分かるので、作り手のモチベーションに繋がるんですよね。みなさんの配信にも積極的に「いいね」をしていって、自分のモチベーションも上げながら頑張りたいなと思っています。

中谷:再生数を増やすという点においても、内容をより充実させたいですね。過去の傾向を見ても、独自の経験を共有する回は再生数が伸びています。ネットから拾った情報を話すだけでなく、「実際に自分で経験してみて、こう思いました」というプラスアルファの要素を加えたものも配信していきたいなと思っています。その上で、自分ひとりでやる番組で得た経験を生かして、『GO BUSINESS』チームの番組も盛り上げていきたいですね。

※掲載内容は2024年2月時点の情報です。

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