上場を目指す今、MoTの経理に必要なのは「安定」より「変化」を楽しめるマインド
タクシーアプリ『GO』や次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』などのサービス提供を行なう株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)。ここ数年でビジネス利用に特化した法人向け管理サービス 『GO BUSINESS』を展開、『タクシー産業GXプロジェクト』も始動しました。既存の事業にとらわれず事業を拡大させています。
そして、この成長を土台から支えているのが経理部のメンバーです。現在は新たな仲間も募集しているとのこと。そこで今回は経理グループ グループマネージャーの笹川、経理担当の矢口、山根に「MoTの経理」について話を聞いてみました。
多くの変化に対してプロアクティブな提案を
——事業拡大している中で、現在のMoTに求められる経理について教えてください。
笹川:いわゆる経理と聞くと、定常的な月次・年次決算業務を想像されるかもしれませんが、MoTの場合、その認識は大きく異なります。私たちが目指しているのは、スタートアップ企業ならではの変化に対して、よりプロアクティブな提案ができる組織になります。
確かに歴史ある企業で既存の事業やサービスに大きな変化を伴わない企業においては、これまでのやり方で業務を進めていけるかもしれません。しかし、事業拡大に向けて新サービスや新プロジェクトが多く生まれているMoTにおいては、既存業務の改修・改善、さらには新規事業に関する経理スキームの構築に深く関わっていく必要があると考えています。
矢口:MoTはタクシーアプリ『GO』としての認知度が圧倒的ですが、他にも次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』、ビジネス利用に特化した法人向け管理サービス 『GO BUSINESS』や脱炭素サービス『GX』など新たなサービスがどんどん生まれています。それと同時に、これらのサービスに合わせた会計処理が必要になってきますから、その辺りの整備・構築がとても重要になってきているんです。
——まさに体制づくりの途中だと?
笹川:おっしゃる通りです。正直なところ、現段階では盤石の体制とは言えないですね(笑)。加えて上場を見据えた体制構築も急務ですし、ビジネスサイド/経理サイド問わず会計計上までの一連のプロセスにまつわる課題の解決が重要だと考えています。
たとえば毎月、各事業部から売上数字などを報告してもらう必要があるんですが、そこに対する社員の意識を高めていくことも解決したい課題の一つです。経営上「正しい数字が正しいタイミングで出ていることの重要性」を理解してもらえるにはどうしたらいいのか?一人ひとりの社員任せにするのではなく、経理も一緒になって考えていくべきことなのだと捉えていますね。
矢口:もしかすると「数字の見せ方」の工夫ができるかもしれないですよね。現状は事業単位で財務諸表を出していますが、自部門では見れないので、もう少し細分化することで数字を自分事として捉えやすくなるのかもと思います。
一つの例ではありますが、こんな風に課題に対してあらゆる方向から検討を重ね、さまざまな取り組みを行いながら基盤を整えているところなんです。
安定ではなく、変化を楽しめるマインドが重要
——話を聞いていて、安定志向の方には向かない印象を持ちました。
笹川:それはあると思いますね。私自身の話でいうと、これまで総合商社や医療系ポータル運営会社、外資系企業などで経理経験を積んできましたが、MoTに入社を決めた理由は上場を見据えた業務プロセスづくり、新規ビジネスにおける経理スキームの構築など、新しいチャレンジができると感じたからです。業務の量・幅、責任の重さから考えたら大変ではあるんですけどね(笑)。でも、決まった仕事を繰り返すより遥かに面白い。これからのキャリアにも必ずつながっていくと感じたんです。
他のメンバーもキャリアに差はあれど、プロアクティブな対応やビジネス対応ができる経理でありたいという気持ちは同じなのだと思っています。
——他にも、求めるマインドはありますか?
矢口:自走できる人だと思います。現状の経理部でいえば、やるべきことに対して人数が足りているわけではありませんから、手とり足とり時間をかけて教えていくのが難しい状況でもあります。教えてもらうのを待つだけではなく、自ら情報を収集して課題解決に向けて動いていける力が重要じゃないでしょうか。
山根:私は1ヶ月前に入社したばかりで、まさにその力が大事だと感じているところです。たとえば、Slackでのコミュニケーションでも自分宛の情報だけを拾っているだけでは全然足りない。事業部でどんなことが起きているのか、経理部における現状の課題は何なのか…情報はオープンにされていますから、MoTの事業に興味を持って積極的に動いていかないといけないと思っています。
——スキルや経験に関してはいかがですか。
笹川:新たなチャレンジを楽しめるマインドが大事という話をしましたが、だからといって経験がないと厳しいのも事実です。上場に向けた体制づくりなどハイレベルなものが中心になりますので、経理としての基本的な経験は必須になると思います。月次決算業務の経験や、四半期・年次決算業務について一連の流れを理解している、基本的な税務知識は求めるところですね。
社会課題の解決に、経理としてどう取り組むか
——「MoTの経理」だから味わえる面白さについても教えてください。
矢口:これは私自身の話ではありますが、MoTの未来に向けて経理部門を作り上げている、今まさにこの段階に面白さとやり甲斐を感じていますね。
私は2017年に旧JapanTaxi株式会社に入社したんですが、小さな部門だったこともあって経理業務のほとんどを手掛けていました。人数も少なかったので、月次や年次の決算業務に追われる日々で、こういうことをやりたいと思ってもなかなか着手出来ずにいたんです。あるべき姿は見えながらもどう進んだらいいのか分からずにいて…もどかしくもあった。
——そうだったんですね。
矢口:けれど、事業統合し、昨年に笹川さんがマネージャーとして加わったことをきっかけに、定常的な月次・年次決算業務に関してはアウトソーシングを活用するなど業務を見直して、整備することができるようになってきました。これによって、正社員は既存の業務スキームの改善や新規ビジネスにおけるプロセスづくりに注力できるようになったと思っています。なので、私は“MoTのいま”に関われることが一番楽しいですし、手応えを感じていますね。
山根:私はやっと全体が見えてきたところではありますが、入社して魅力に感じたのは、経理も事業に参画できる点です。先日、全社的に開催される日帰りワーケーションに参加したのですが、“10年後のMoT”をテーマにディスカッションする場面がありました。エンジニアや企画の方たちと一緒になって、どういう社会を目指すのか?そのためにMoTに必要なことは何なのか?を考えていったのですが、それがとても面白くて!移動という社会課題を解決するために、経理として何ができるのか。そういう関わり方ができるのだと嬉しかったんです。
笹川:経理とか人事とか職種に関係なく「移動で人を幸せに。」というミッションに共感する仲間が集っているのもMoTで働く面白さなのだと思います。ですから、これから新たにお迎えする方ともモビリティ産業のアップデートを共に目指していけたら嬉しいですね。
※掲載内容は2023年2月時点の情報です。
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