事業の成長スピードに合わせた“攻めの経営企画”に挑戦【若手社員の素顔 vol.1】
GOでは組織強化を目指して、2022年より新卒採用をスタート。これまで中途採用が中心でしたが新たに新卒社員を迎え、これからのGOを担う仲間を育てていきたいと考えています。
そこで今回は、現在GOで活躍する若手社員にインタビュー。1回目は経営企画・経営管理部メンバーの川嶋に話を聞きました。GOに入社を決めた理由、GOだから味わえる仕事のやりがい、仕事をする上で大事にしていることなど、ありのままの素直な想いを紹介していきます。ぜひ会社選びの参考にしてみてください。
興味・関心をとことん突き詰めていた大学時代
——大学ではどのようなことを学んでいたのですか?
東京大学 人文社会系研究科で主に美術に関する研究をしていました。人文社会系研究科が掲げる目的は「あらゆる文化的活動の基礎にある人間の思考や認識などを根源的な理解を目指して、深く掘り下げていくこと」だったので、そこに関わるテーマを扱うことが多かったですね。その後は、東京大学の大学院に進みましたが、多くの時間は修士論文の作成に時間を費やしていました。
——修士論文はどのようなテーマを?
それが、ちょっと変わっているのですが…
「日本の女性はいつからどうして体の毛を処理するようになったのか」です。
——面白いですね!
最近は男性向けの脱毛サロンなどもありますが、ひと昔前までは「除毛」「脱毛」といえば女性が主に行うことでした女性の身体が「つるつる」の方がいいのはなぜなのか?そうした価値観はいつ頃からあるのか?を研究していました。調べていくうちに自分の興味も高まっていき、あらゆる方向から調査し、「本質的な課題」がどこにあるのか探っていくことに没頭していました。歴史をさかのぼると江戸時代以前から除毛の文化はあったようなのですが、日本に残された資料だけでは物足りなくて、当時日本と交流のあったオランダになら関連資料があると分かり、1年間オランダ留学をしてしまったほどで(笑)。
——とことん追求するタイプなんですね。
それはあると思います。関心を持ったことに対しては、グッと入り込んでいけるというか。ただ、性格的に自分にとって身近な問題と感じられないと興味につながらないところがあって、就職の際にも同級生たちはコンサルや金融を選んでいましたが、私には扱うことの幅が広かったり、当時の自分の課題意識と結びつかなかったりで具体的なイメージが持てずにいました。
自分事としてとらえられるような課題を解決していく仕事がしたいと考えていく中で、留学先で出会った友人たちが「日本で働きたいけれど、なかなか難しい…」と言っていた話が心に残っていて、新卒ではグローバル人材と企業の採用支援事業を手がける企業に入社を決めました。
数字から「本質的な課題」を探す経営企画に面白さを感じた
——新卒入社した企業ではどのような業務を担当されたのでしょうか。
市場調査と官公庁事業のプロジェクトマネジメントを経験して、その後は経営企画と法務を兼任していました。経営企画兼法務に関しては、前任の方が退職されることになり、“やってほしい”と声をかけられて、自分の希望というよりは誰かがやらないといけない気持ちもあって、そのポジションに就いてしまったところもあったんですね。
けれど、いざ担当してみたら事業計画の策定や予実の管理、資金調達など会社経営に大きく影響を与える重要な役割。加えて、一人経営企画だったので、“自分がちゃんとやらないといけない”と、責任感で業務と向き合っていたように思います。
——一人で向き合った「経営企画」に対してはどのような感想を?
たまたま縁があって経営企画の仕事に携わることになりましたが、意外にも自分に合っているのかもしれない、と感じる場面が多くありました。特に面白さを感じたのは、“数字は嘘をつかないこと”。
大学や院での研究はどちらかというと定性的な情報を集めて物事を考えていたので、新しい視点だと感じたんです。けれど、本質的な思考プロセスは研究とそう大きくは変わらない。これまでの経緯を調査し、あらゆる角度から分析し、本質的な課題は何かを探っていく。これまでの経験が存分に活かせる仕事のように思えて、経営企画としてレベルアップしていきたいと考えるようになりました。
GOなら、攻めの「経営企画」にチャレンジできると思った
——GOに転職を考えたきっかけは何ですか?
前職で経営企画として働いていたタイミングはまさにコロナが大流行しているときで、グローバル人材を対象にした採用支援事業は大きな影響を受けていました。市況はかなりの逆境でしたが、そんな中でも資金調達ができて経営状況が落ち着いたとき、改めて自身のキャリアを考える機会があったんです。
その時に出てきたのは、「会社の経営を支える立場として大きなチャレンジをしていきたい」という気持ちでした。これまではどちらかというと逆境の中で会社を守っていくという仕事が多かったけれど、そうではなく企業として成長していくためのアクションをしていきたい。そのためには、ある程度資金力があって、事業そのものが成長フェーズにあることがポイントだと考えていました。その中で出会ったのがGOです。
——選考を進めていく中で、GOに対してどのように感じていましたか?
タクシーアプリ『GO』の認知度や会社の規模から考えると、強固なバックオフィス体制がすでに構築されているのだろう…と考えていたのですが、面接をしていく中で、「まだまだ未完成」「課題が多くある」というお話をいただいて驚きました。外から見ると出来上がっているように見える企業でも未整備な部分があるのかと、逆に親近感が沸き興味を持ったんです。未整備なところもありながら事業の成長スピードに合わせて経営企画業務をやっていくことができるというフェーズの面白さを感じ、自分でも何か貢献できることがあるかもしれない、ここでやってみたいと思えたことが入社理由の一つです。
それから、前職では一人で経営企画を担当していたこともあって、手探りな部分もとても多かったんです。「このやり方がベストなのだろうか?」と不安に思う場面もあったので、経営企画として豊富な経験を持っている方たちと働ける環境は、とても魅力に感じていましたね。
——入社して1年とのことですが、記憶に残っているお仕事を教えてください。
一番は、チームメンバーの1人という役割でしたが、今年の5月に実施した「140億円の資金調達」です。GOの業界での圧倒的なポジション、成長実績やIT技術や、業界に対する深い知見などを評価していただいた形となりました。グロース企業の資金調達は厳しいとされている最近の流れの中で、大型調達の成功を実現できたことは、仕事の手応えを十分に感じられた仕事となったと思います。
——140億円の資金調達!インパクトのある案件ですね。
そうですね。今は世界的な金融ひきしめや情勢の不安定さ等の影響もあり、グロース企業に対する株式市場に逆風が吹いているような状況ではあるのですが、技術や知見、経営陣など含めた企業力のおかげで、今、望めるベストな形でのコーポレートアクションができたなと実感できた案件でした。
少し余談にはなるのですが、私はプライベートではオーケストラでコントラバスの演奏をしていて。中1からずっと続けているんですが、コントラバスって単体の演奏だとすごく地味なんですよね(笑)。けれど、バイオリンやフルート、ピアノなどさまざまな楽器の音色と重なり合うと、重要な意味を持ち始める。そんな存在が、経営管理の仕事にも通ずるところがあると感じています。数字管理等一つの業務を切り出すと、とても地味なのですが、経営に大きな影響を与える存在。最近では、経営管理の仕事をそんなふうに捉えています。
“自分の選択”を否定しない。正解にしていきたい
——「仕事をする上で大切にしていること」について教えてください。
私が仕事と向き合う上で大事にしているのは、「自分の選択は自分で正解にする」ことです。
たとえば、新卒で入った最初の会社でも辛いな…と思う場面はけっこうあったのですが、その会社を選んだのは自分自身なのだから、それを否定することだけはしたくないと思っていたんです。思うように事業が成長しないのはコロナのせい、できないことが多いのは経営企画が一人しかいないから…など、言い訳しようと思えばいくらでもできますよね。でも、それは“自分の選択”が間違っていたと言っていることだとも思うんです。改めて振り返ってみた時に、良い選択をできたなと思えるかどうかは、自分の行動次第なのだと考えています。
——行動で正解にしていくと。
そうです。そして、自分が主体的に行動していくことで、周りの人にとっても“良い状況”を作っていけたら良いなと思います。
私は転職活動をしていた際はどちらかというと自分のキャリアやスキルアップが中心にあったと思うのですが、GOに入社して、世の中のためになるサービスを届けていきたい、社会課題を解決できる仕組みを創りたい…と視野が広がったように感じています。これから先、「経営企画」として何ができるのかを考え、GOが目指す社会を創り上げていきたいです。
※掲載内容は2023年5月時点の情報です。
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